August 2011
July 2011
俳優の高岡蒼甫が、ツイッターでフジテレビの韓流プッシュを批判して、事務所を解雇されてしまいました。
ネットでは、高岡さんを支持する声が圧倒的です。彼のツイートを読んでみましたが、イメージとは違い(失礼)しっかりとしたことを書いているし、ご年配の方を除けば、テレビの韓流押しにウンザリしている人は極めて多いと思うので、彼の発言に溜飲を下げ、また彼の解雇に怒りを感じる人の気持ちは理解できます。
しかし、怒りの矛先を向ける方向を間違えてはいけません。おかしいのは韓国ではありません。あくまでテレビ局です。むしろ韓国は、その単純な国民性を手玉にとられて、日本のテレビ局にいいように搾取される被害者といえます。
想像してみてください。日本の「クールジャパン事務局」が、アメリカのテレビ各局に大金を出して、朝昼晩と「日本のアニメってすげー」「日本の芸能人てかっこいいー」なんてやり始めたら、それが日本人にプラスかどうか。短期的には利益を生むかもしれませんが、その気持ち悪さは確実にアンチ層を生み出し、中長期的に大きな打撃となるのは確実です。国家間、異民族間の文化交流というのは、そんな単純に上からのマーケティングで操作できるような代物ではないのです。
エキゾチシズムとかエスニシティは、マーケティングにおいて本来劇薬のようなもので、できれば使わずにこしたことはない、使う場合は細心の注意をもって扱うべき要素です。ところが今のテレビ業界は、そんなセオリーに従う余裕はなく、目先の金のためならなんでもします(NHKを含めて)。エンタメ産業に国家レベルで金をつぎこみ、とにかく「韓国サイコー」と叫んでいれば満足してくれる、女に色目を使われたらホイホイ金を出してしまう男のような韓国は、そんなテレビ局にとって格好のカモなのです。
もし本気で韓国がエンタメ産業で末永く稼ぎたいなら、また韓流プッシュのテレビ局が本心から韓国エンタメのすばらしさを伝播したいと考えているなら、まずすべきことは、「韓」とか「K」とかいうくくりを外すことです。10年ほど前にボアが日本でブレークしたとき、多くのファンは彼女が韓国人であることを特別意識しませんでした。彼女は韓国生まれのJポップアーティストだと見ていました。日本に限らず、外国人タレントが異国で広く長く活躍するためにとるべき態度は、それしかないのです。
その反対に、国とか民族とかを看板にして売りだすやり方は、短期的にはブームを作りやすいですが、一発芸で売りだした芸人と一緒で、すぐにキワモノに転じてしまう運命にあります。そしてそれを不自然に引っ張れば、あとは弊害しか生みません。今の韓流はこの段階にあります。しかしテレビ局はそんなこと知らぬ存ぜぬです。テレビに感化されやすい「情弱層」と、「ホルホル体質」の韓国を手玉にとり、稼げるだけ稼げりゃいいのです。
テレビの中の人たちは、韓流を煽ることで、両国の親善が進むと考えているのかもしれませんが、そんなのは欺瞞です。一見友好的な態度の裏に潜むのはレイシズムで(韓流スターは、どうあがいても国籍を超えられないのだ!)、それは視聴者の心を確実に蝕みます。韓流という言葉が死語になったとき、そしてそのときはあらゆる流行と同じように必ずやってくるのですが、多くの日本人の中に残るのは、韓国人に対する抜きがたい偏見のみになるはずです。
” —http://meinesache.seesaa.net/article/217414561.html (via twinleaves)キー局とか準キー局とか、相当熾烈にシェア争っているし、地方局だって1局エリア以外は戦争状態。1局エリア(徳島佐賀)は営業活動をしないとそもそも発注がこないので(特に東阪名の営業所で)これはこれで大変。
ただ、現状で好景気か不況かで言えば、どちらかといえば好景気。
川俣氏はうそを振りまいた挙句どっかに消えてしまったけど、詳しくは決算数字をEDINETで見てね。
特にSPOT市場に顕著。ただしネットタイムはぎり前年キープってところ。
ちなみに、テレビってCM枠=商品はある程度一定で、景気がよくなったからといっていきなり大増枠とかできない。
民放連の規定もあるし、そもそもCM増枠したら番組内容が薄まるので視聴率が取れなくなり、結果的に商品量を傷めてしまう。
(SPOTの商売のやり方は昔書いたこちらを参照ください。)
あと、デジタル化の影響その他でHUT(総視聴率)がいま減少中。
散漫に書き散らしたけど、これすべて1つの事実に集約される。
つまりHUTが減少している現状に関わらず、発注が来てるということは、
視聴率をとる番組を編成してCM枠を確保しないと、CM発注を断らざるを得なくなり、シェア争いに響いてしまうということ。
ただし、大金をかけて視聴率をとる番組を編成するのは、費用対効果が悪い。
結局シェア争いと言うのは、利益を上げるためにやっている訳で、そこで利益率を落としても意味がない。
そんな中CXがお昼の時間帯に韓国ドラマをかけているのは、別に韓国の陰謀でも電通の陰謀でもなんでもなくて、
単純に安いから。そしてその割に視聴率をとるから。(もっと言えばCM枠量設定も多い。)
ただ韓国ドラマはコアターゲットたるF1(女性20-34歳)がとれないという欠点がある。どうしても視聴層がF2~F3(女性35-50、50歳以上)に寄っていまうのだ。
それを問題視して、韓国ドラマを編成しない局も多い。
ただしCXはF1の牙城たる「いいとも」をベルトで抱えており(いいとも自体は落ちてきているとはいえ)、「F1より世帯」という判断が働いたとしても不思議ではない。F2もある程度数字欲しいしね。
また、TVの視聴率戦術論みたいな話になるけど、番組の視聴者層は「前の番組と被りながら次のターゲットにシフトしていく」のが理想とされる。
要はチャンネルつけっぱなしにしてくれる可能性が高いからだ。
CXの午後のタイムテーブルは「いいとも」→「ごきげんよう」→「トーカイテレビドラマ」→「韓国ドラマ」→「韓国ドラマ」という、まさにお手本のような編成。こんなきれいになかなかいかない。
まぁ要はコンテンツ業界のユニクロ。すげー安くてそこそこ品質がいい。
しかも、韓国ドラマは日本の少女マンガに源流を持つため、「日本人受けする」コンテンツが多い。
F2-3層とはいえ固定ファンも多く、コンテンツによる数字変動が少ないため、長期数字としても読みやすい。
そこに高岡が言っているのが「日本人ならユニクロに行かずに着物を買え」みたいな話で、そりゃわからない主張でもないけど、
企業に経済活動を超えた文化保護の側面は強制できないわけで。しかも現実的にCM枠が足りていない中で。そのまま鵜呑みにすれば「損をしろ」って言ってるに等しい。
だから文化保護の側面を持たせるのなら「じゃあ、日本のドラマに補助金を出せ」みたいな話じゃないと筋が通らなくなるし、それはそれは沸騰するでしょ。
逆に公共の電波というお題目で編成権の自由を奪って外国ドラマの編成を禁止する「重商主義」みたいな話になれば、
日本のコンテンツの諸外国への販売は困難になってしまう。要は唯一世界で戦えている「アニメの外国への販売」の弊害になる。
そういう鎖国みたいな文化保護国策は、例えば昔に韓国とかやってたけど、圧倒的な文化格差があって門戸を開くと自国文化が蹂躙されかねないようなフェイズで採用されるような政策で、
そんな低文化国のコンテンツなんか誰が好き好んで買うかって話になる。
つか、ただの企業の経済活動上の選択を「陰謀だ」とか「売国だ」とか、訳わからん。” —ニセモノの良心 : CXは別に売国奴じゃない。みんながユニクロに行くようなもの (via deli-hell-me)
ユニクロでチマチョゴリを売ってるって話しなんだけど。